ようこそ、かんさい花だより(夏の小窓)へ。

夏の小窓

大阪の街路樹で騒がしく鳴いているのは「クマゼミ」が殆どだそうです。何と90%が他の種類の蝉を押えてクマゼミが占めるそうです。賑やかな合唱が残暑を際立たせます。         京都では8月16日(火)に五山の送り火が行われ、大文字、左大文字、妙法、船形、鳥居形の5箇所で護摩木が焚かれ、ご先祖の霊と人々の願いが炎と共に見送られます。まもなく秋の到来です!

「むらさきと白と菖蒲は池に居ぬこころ解けたるまじらひもせで」・・・与謝野晶子

「しばらくは滝に籠るや夏(げ)の始」・・・松尾芭蕉


スイレン         菖蒲         紫陽花

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阿波紀行

大阪・堺~住吉界隈

中世の自由貿易港「堺」。かつての“黄金の日々”の栄華は見る影もありませんが、古い歴史の街ならでは・・・街角のあちらこちらに石碑や記念碑などが建てられ、往時を偲ばせます。
戦国のキリシタン大名「小西行長」の屋敷跡は電車通りにひっそりと建てられており、筆者と同姓であるが故にうら寂しさを感じます。
市役所の21階展望ロビーからは仁徳天皇陵を望むことができ、炎天下を歩き続けた体に冷房が効いたロビーは心地よく、しばし遠景を眺めながらの休息となりました。
旧市街地の観光MAPです。


堺からの帰路、摂津の國一宮「住吉大社」にお参りしました。大阪の人から「すみよっさん」と呼ばれ親しまれています。この地は、古くは遣隋使・遣唐使が仁徳天皇が開いたといわれる住吉津から出発するなど、シルクロードにつながる国際港として栄え、古き歴史を感じる大社です。本殿の4棟(第一殿~第四殿)が国宝に指定されています。
住吉大社のHPです。
堺へのアクセス/南海本線堺駅または南海高野線堺東駅下車。
住吉大社へのアクセス/南海本線堺住吉大社駅から徒歩3分、南海高野線住吉東駅から徒歩5分。
大阪・堺~住吉界隈(撮影日:2011年8月7日)

兵庫・神戸(福原京)界隈

来年のNHK大河ドラマは「平清盛」に決定しました。それに先立ち平家一門の居住区であり、遷都先でもあった神戸駅周辺と平野地域をご紹介します。
平野地域は今では閑静な住宅街となっているため、栄華を極めた平家一門の姿形を見ることはありません。
雪御所跡、安徳天皇の行在所址などわずかに残る石碑などで偲ぶほかありません。
宋との交易で賑やかな都を造ろうとした清盛の夢もわずか半年で破れ、再び京都へ都を戻すこととなります。そして、清盛は1181年64歳夢半ばで没します。清盛の死後、各地で源氏が打倒平氏の旗を掲げて蜂起し、そしてついに元暦2年(1185年)壇ノ浦の戦いで平家は海の藻屑と消えていきました。

それから時を経ること150年、1335年に楠木正成は足利尊氏との戦いに破れ、この地で自刃しました。その場所には明治天皇の勅命により湊川神社という立派な社が建てられ、足利軍に追い詰められた楠木正成が弟正季と刺し違えて果てたといわれる社殿奥は今も神聖な場所として崇められています。
湊川神社へのアクセス/JR神戸駅または高速神戸駅より徒歩5分 。

湊川神社のHPです。
神戸周辺
兵庫県・神戸界隈(撮影日:2011年7月24日)
 
阿波紀行

京都・下鴨神社

下鴨神社は上賀茂神社とともに平安京造営以前から山城の国(現在の京都)を治めていた豪族・賀茂氏の氏神として古くから崇められています。

皆さんが良くご存知の「葵祭」は正式には「賀茂祭」と呼び、本来、賀茂氏と朝廷の祭事でした。
葵を神前に供えて、社殿に飾るので「葵祭」と呼ばれるようになりました。
葵祭のハイライトに「斎王」行列があります。(実は葵祭の主役は「勅使」なんですが・・・)本来、斎王とは賀茂社(上賀茂神社と下鴨神社)の神に巫女として朝廷から差し出された未婚の内親王や王女のことをいいますが、現在の葵祭では京都にゆかりのある未婚の女性から一般募集した「斎王代」が行列に参加しています。

下鴨神社境内にある「葵の庭」には大炊(神事の供物などを準備、管理をするところ)で調製される御薬酒用薬草も植栽されており、特にカリンの古木が有名で「カリンの庭」ともよばれています。
下鴨神社は平成6年に上賀茂神社などと共にユネスコの世界遺産に登録されました。
下鴨神社へのアクセス/京阪出町柳駅より徒歩10分。市バスでは「下鴨神社前」(1・4・205系統)下車すぐ。

下鴨神社のHPです。 
京都・下鴨神社(撮影日:2011年7月2日)
 

大阪・阿倍野周辺

大阪の阿倍野周辺には歴史的な史蹟が数多く残されています。
大阪唯一の路面電車が走り、情緒あふれる情景に風情さえ感じます。
かつて熊野参詣で賑わった熊野街道に設けられた王子(陸の熊野街道の始まりである大阪府・天満橋から和歌山県・熊野神社までに九十九あったといわれる遥拝所を王子といいます)も大阪市内に現存するのは阿部王子神社だけとなっています。

また平安時代の陰陽師・安倍晴明はこの阿倍野で生まれたと伝えられ、生家跡には安倍晴明神社が建立されています。
いい伝えによると晴明は父・保名と白狐(葛の葉)の間に生まれた子供といわれています。晴明が大きくなるにつれ、葛の葉は自分が狐であることを悟られまいと次の歌を残して晴明の前から姿を消します。

恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森の
                  うらみ葛の葉


このお話は人形浄瑠璃や歌舞伎でも上演されていますので、続きが気になる方は是非観てください。
安倍晴明神社へのアクセス/阪堺上町線東天下茶屋駅下車、東南へ徒歩5分 。

安部晴明神社のHPです。
阿倍野周辺
阿倍野周辺(撮影日:2011年6月25日)
 
梅宮大社

京都・梅宮大社

梅宮大社は古くから酒造の神、また子授け・安産の神として信仰されています。近くには同じく酒造の神を奉る松尾大社があり、このことから百済からの渡来人である秦氏と何らかの関係があるのではないでしょうか。

境内の一画には神苑があり、四季折々の季節の花を鑑賞することができます。
この時期は紫陽花が見頃を迎えており、梅雨の合間のひと時に可憐な花々を見せてくれました。

神苑の拝観料は大人500円です。
アクセス/阪急嵐山線「松尾」駅下車、徒歩約10分。

梅宮大社のHPです。 
京都・梅宮大社(撮影日:2011年6月23日/井上明氏提供)
 

大阪・大阪城公園

今年は天守閣復興80年を迎える大阪城公園へ久々に足を向けました。
あいにくのお天気だったので観光客は少ないだろうと思っていましたが、海外からの観光客が戻りつつあるのか天守閣の入場券売り場には中国からと思われる一団が列をなしていました。
80周年を記念して各種のイベントや大阪城に関係する講演などが年末まで行われますので、この機会に是非大阪城をお訪ね下さい。
また今年の10月には大阪城の三之丸があった玉造稲荷神社に高さ5メートルを越える「豊臣秀頼」の銅像が設置され、2013年の秀頼生誕420年に向けて、大阪復興のきっかけになればと期待されています。
豊臣秀頼には母親の淀殿の影でひ弱なイメージがありますが、実際には身長180cmを越える頭脳明晰で人望もあったようです。
大阪城公園へのアクセス/[地下鉄]谷町線/天満橋、谷町四丁目駅下車、中央線/森ノ宮、谷町四丁目駅下車[ JR ]環状線/森ノ宮、大阪城公園駅下車。

大阪城天守閣復興80周年記念サイトです。
大阪城公園
大阪城公園(撮影日:2011年6月18日)
  
写真をクリックするとフラッシュ写真がご覧になれます。
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